恋は儚きものなれど。
涙など流れないさ。
恋などできないもの、私には。
それにそれどころじゃないだろうよ、私。
誰かのおかげで吹っ切れた…元の私に戻るよ。
風邪ひいて熱でて、ちょっと気持ちがふらふらして
…でもわかってるよ。私には無理だ、まっしぐらになって何も手につけられなくなるもの。
だから友達だよ。
君は友達だ。昨日あたりに彼女もできたし、これで安心して「友達」としていられる。
よかった、本当に。
もう決めてたじゃないか、中学生のときに。
…恋なんてできないって。一番いいのは友達のままだって。
友達以上は求めちゃいけないんだ。
自分が壊れるから。
精神的に、何もかもまっしぐら、それだけしか思えなくなってしまうから。
だからだめだよ、恋なんてしたら。
ベストポジションは『友達』。
そう決めたのはもう何年も前のこと。覚えてる?私?
何度か山にあたりかけたけど、乗り越えてきたじゃないか?
今回もうまく避けたんだって。
友達のほうが話せるもの。私が。
さ、魔法のかかった時間はおしまいだ。
哀しみにくれてる暇なんて私にはないだろう?
いくつもの物語を読んできて、こんなおしまいもあっただろう?
それにこれは現実だ。魔法の世界でもなんでもない。
加えて私は見えない鎖に繋がれてる、if i come back.
どうしようもないよ。そう思ってるのは私だけだろうけど。
私は中学生のあのときから
いくつも嘘を自分についている。これは真実さ。