己の畏れとは何ぞやと
昔から畏れていることを思い出した。
- みなに置いていかれること
- 先に逝かれること
- 1人残されること
- ひとりぼっちと感じること
いってらっしゃい、といって戻ってこないことが途轍もなく悲しい。
今まさにその過渡期にいる訳だ。
幼少の頃から、夢に現れては消え、枕を濡らしたあの夜が、
目の前にリアルタイムに繰り広げられている。
子どもの時は、子どものふりができた。
大人になり、周りも大人になった。
世間の波にも多少揉まれている。
それでも私は若造なのだ。
若造のふりをしたほうがよいのか。私はそうは思わない。
大人になった、皆と変わらない大人に。
ただ人様のプライドはあまり傷つけないことが勧められる。
置いていかないで、待って
そんな声が聞こえ、光に手を伸ばそうとする手は幼い。
いつの頃の私だろうか。
この年齢まで生かしてもらい、あまりひとりぼっちという記憶はない。
どこでその記憶か夢は生成されたのだろうか。
もしかするとさみしい記憶やマイナスの思いは2009年に消し去ったのかもしれない。
断片だけ残っているこの映像にさようならを告げたいものだが、しばらくは残るだろう。
現在私は渦中にある。