ぴょんぴょん跳ねるスーツ女子の話
4年目を迎えた今年9月
また、思い切って髪を切ってもらった。
お酒呑みにつれて行ってもらった。
ぴょんぴょん跳ねるスーツ女子、夜中の上野界隈を歩く。
夢やら希望も叶えられる25、どんなこともできると思える25
ふと、2年間を振り返ってみる。
6か月で元彼にお別れを告げた。
現在2年ちょいの彼と部屋に遊びに行ったり帰ったりの生活を過ごす。
この生活環境でもいいが、もうそれも超えてもう少しどっぷり浸かってみるのもいいかと思ったのは今年6月だ。
仕事は、思い通りのジェットコースターのようなシフト勤務だ。
一定期間で変わる生活リズムは、この先続けられるかを不安にさせる。
ふと、もうひとつ上に上るのもいいかと思い、春先に挑戦するも、思いのほか資格が取れず、この秋もう一度人事考査に載ることとなる。
そして今、1年半共に仕事をしている同僚と並んで酒を呑む。
夏のテニスコートにラムネのような味のピムズを呑む。考えただけで、いいなと思う。
「文章が長い、簡潔さに欠ける。」
これが最大の課題だそうだ。告げて頂けたことに、感謝する。
残念だったことは、もう少し会うのが早かったらよかったのに、だ。
のんびり、現状を私は謳歌してしまった。とくに不満もない。時間は、もう戻らない。
演じ続ける生活は長い。
純粋な私は年齢が一桁だったころの話だ。
しかし、私だけではないことを知ったのは、ありがたい話だ。
演じ続ける私は、いつまでもカワイイ子でいられるとは思っていない。
年齢や仕事に合わせて、カワイイ子から別物に演じ分けしていく必要がある。
モテ期到来か。
口説かれたのか、何なのか、わかったようなわからないような、
ただ思い込みが激しいだけかもしれない。
この夏に唇を奪われてしまったのは、私の不覚だ。
「脇があまい」その通りだ。
昔、19の頃の私は、そんな人が欲するものを何一つ持ってなかったと思う。
なぜだ。この6年間で何が起きた。
19の時、20のお姉さんが迫られていたのを見て、慌てて仲間の助けを呼んだ。
記憶にある。
「それだけ美しくなったのさ」
誰かは、そういってくれる。
全て意識で変わるものだ、ということを私は知っている。